港を支える浚渫って?

港湾は輸出入貨物の99.7%を取り扱っており、
私たちの生活や経済・産業活動を成り立たせる社会資本です。
海底の土砂を掘り、大型船の航行に必要な
水深・水域を確保する「浚渫(しゅんせつ)」によって
豊かな国民生活に貢献しています。

浚渫された良質な砂で汚泥を覆い、環境を改善しています。


汚泥がたまることにより環境が悪化。

浚渫した良質な砂を利用し、覆砂する。

環境が良くなり生き物が棲みやすくなる。

 海水の流出入が乏しい閉鎖された水域では、水質や底質の悪化が進み、赤潮や青潮が発生する要因となります。そのような水域には航路・泊地で浚渫された良質な砂を使って覆砂(ヘドロなどの表面に砂を撒き、砂で覆う作業)を行い、環境改善を図る取り組みが行われています。また、良質な砂で干潟や浅場(砂浜)をつくることも環境改善の取り組みの一つです。こうした海辺の環境改善事業にも、当社の作業船(バージアンローダー船、砂撒船等)が活躍しています。